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Vol.374 2011/7/6-7/10 EQ NOW & THEN 2011 LIVE TOUR がんばれ!東北!!ツアー<後半>


 先週西は広島、高松まで足を伸ばした今回久々のEQ大型ツアー、一旦東京に戻り、心配だった植物たちにも水をやって、5日朝再び出発。東北地方はライブを敢行するかどうか悩んだのだが、各お店とも「ぜひ来てください」とのこと。自分が何をすればいいのかわからない時に、とにかくいま自分にできることをただただ精一杯やるべきだと強く励まされた気がして、とにかく東北に飛び込むことにした。とにかく東北で思いっきり演奏してこよう。

 初日都内から仙台までは360km。まずは3分の1くらい一気に走って上河内SAでお昼ごはん。SA内では宇都宮餃子を激しく売り込んでいる。そんなに売り込まなくても、食べたいから食べますよ。豚丼とセットで。

 おさむちゃんは、ゆず塩ラーメンと餃子。そして青柳はデザートにつくね団子を。

 さらに東北道を走り、3分の2くらい来た福島松川PAで小休憩。福島はけっこう暑い。7月6日、もうすっかり真夏の匂いだ。

 福島産の桃ジュース(4本入り)をゲット。さっそく車のエアコンの前に置いて少し冷やして飲んだ。おいしかった。

 仙台ヤマハに到着。ここではライブの他にもう一つやることがある。納氏が都内の友人に声をかけて、眠っている楽器を東北に届けようということなのだ。

 友人たちから集まった楽器たちはここで簡単なメンテをお願いして、必要な楽器が必要な場所にちゃんと届けられることになっている。さっそく地元中学校にアルトサックスやユーフォニウムが届けられることが決まった。青柳もクラリネットを1本出したが、こちらはどこに届くかはまだ未定。

 望まれたところに行くのは、楽器も嬉しいはずだ。活躍期待してま〜っす!

 テナことで、小池さんは2本のテナーとマウスピースをホールで吹き分け、きょうの楽器を決める。

 仙台ヤマハホール、たくさんのお客さまに真剣に聴いていただき、ありがとうございました。はい、撤収!

 うちあげは「すずりき」で。超おいしい刺身などいただいた。下の写真、これらのお酒、食器が全部棚から落ちたというから、すさまじい揺れだったに違いない。でも、みなさんの要望があってこそ復活開店できたのだと語るマスターの笑顔は、本当に優しかった。
   
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 さて昨晩はおいしい海鮮に舌鼓を打ったのだが、牛たんを食べずに仙台を後にすることはできない。と言うわけで最初のパーキングエリア鶴巣PAの屋台で牛たん串と豚バラ串。うまかったけど、牛たん串600円はちょっと高くね?

 しばらく東北道を走り、北上から秋田自動車道に分岐する。秋田自動車道は大部分が片側一車線対面通行だ。道路の傷みがかなり激しい。この日もトンネル内工事のため片側交互通行、トンネル手前で20分くらい待つことになる。

 秋田自動車道に入って山内PA。ここはトイレと自動販売機のみの、ちょっと寂しいパーキングエリアだった。

 大坂くんの故郷、秋田県に初登場のEQだ。むむ、郵便局の駐車場から入り口だけにょこっと飛び出した"CAT WALK" を無事発見。

 入り口付近はひび割れて段差ができてしまっている。震源の反対側、日本海側に来ているのだが、このあたりもけっこうな揺れだったようだ。

 しかし店内は何事もなかったかのようにこじゃれた感じだ。本日も2本の楽器の吹き分け、鳴りを確かめる小池さん。

 こちらもセッティングとウォーミングアップ。ドラムセットはいつも現地の楽器を使うのだが、なんだかんだチューニングしていつもちゃんと大坂くんの音になっているのだ。おさむちゃんはサオもアンプもすべて持ち込み。


 リハーサル後は、大坂くんのお薦めの近くの定食屋で、ふわふわたまごの親子丼を食べた。そして東北3本目、秋田"CAT WALK"でのライブも無事終わった。

   
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 秋田道で北上まで戻り、そこから東北自動車道で盛岡を目指した。高速だと少し遠回りになるが、それでも160kmと今回の移動の中では一番楽な日だ。

 盛岡スペインクラブ。今回はすべて初登場の店、初登場の県なのだ。初めてEQを聴いてくれる方が圧倒的に多いはずだ。決してツアーの中の一日となってはならない。

 鍵盤にねこが…おっと、これはかわいい鍵盤カバーでした。

 客席に座って聴くと、なにやら不思議な音がする。その理由は天井にあった。球体のくぼみがあるのだ。ステージの音が立体的に聞こえるようになっている。

 ヤマハで作った大坂モデルのスネア。かなり胴が太いらしい。

 リハ後は、何の迷いもなくお店の向かいにある「食道園」に入った。ぞろぞろぞろ。ここは盛岡冷麺発祥の有名な店。いや〜、うまいです。

 ほんとは焼き肉も食べたかったですけど、ライブ前なので冷麺だけ。焼肉もうまいんだろうなぁ…と鉄板を見ながら思う。

 マスターの西部さんは、自らサックスも吹く。お店にライブで呼ぶミュージシャンもわりとサックス奏者が中心だ。そして地元学生や社会人たちにジャズの楽しさを教える。
   
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 翌朝、盛岡の街を散歩してみた。町中を流れる北上川(の支流?)で釣りをする人たちののどかな風景があった。しかし、盛岡の朝も暑かった。


 そしていつものように、高速に入って最初のサービスエリア、紫波SAに入った。レストランは復興応援メニューがずらり。まず大坂くんは「がんばろういわてセット」。白金豚(はっきんとん)の焼肉丼と盛岡冷麺のセットだ。焼肉丼には中尊寺・金色堂をイメージした金粉が振られている。

 おさむちゃんは「海鮮冷麺〜三陸を元気に」だ。三陸産のいくら、わかめ、めかぶがトッピングされた、あっさり冷麺だ。辛さは自分で調節できる。

 肉専門の小池さんと青柳は、「白金豚のヒレカツ定食」「白金豚のロースカツ定食」だ。柔らかくて上品でジューシーな豚肉でした。

 東北道を少し戻り、分岐して山形道に入る。この日は240km走る予定。まあ休憩入れても4時間くらいで着きますね。

 のどかですねぇ。山あいを縫って盆地から盆地へ。これから向かう山形市も、最高気温がよく出たりする、夏は暑いので有名なところだ。


 車通りから少し入ったところなので、ちょっと探しましたが、見つけました。山形Noisy Duck。おっとここでトラブルが…。おさむちゃんのベースアンプヘッドが壊れて急に音が出なくなったのだ。地元の楽器屋を片っ端から探して、使用可能なアンプヘッドを見つけ借りてきた。こう言うとき、車の旅は便利だなと思う。


 そんなこともありつつ、でもリハーサルは無事終了。そして、ここ「龍上海」に来た。横浜のラーメン博物館で食べて以来大好きになったここのラーメン。ついに本拠地山形で食するときが来たのだ。

 辛味噌チャーシュー麺の辛味噌ダブル。本来のスープの味を楽しみつつ辛味噌を徐々に溶かしていくのもよし、一気に混ぜ込むのもよし。がっつりの魚介スープと辛味噌との相性は抜群だ。当然汗だくになるので、一度部屋に戻ってシャワーに入り、クールダウンしてからライブに行ったのは言うまでもない。

 大坂くんは辛味噌冷麺をオーダーした。ラーメンを食べたい気持ちもあったようだが、汗だくになるのがイヤでクールにこちらを選んだらしい。お味はこちらもすばらしかった。

 本日も楽しくライブ終わりました。EQには"Four Arrows"(4本の矢)という曲があるのだが、このワインは"Five Arrows" だ。EQの4本の矢はメンバーを表しているのだが、ワインの5本の矢は、製造元の家族5人を表しているらしい。ワイン博士の大坂氏談、でした。

 多くのジャズファンの方、ご来場ありがとうございました。そしてライブ後マスターには、70-80年代の貴重なレコードや音楽映像なども楽しませていただき、ありがとうございました。
   
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 最終日10日、山形そばを食べてから出発することにした。前日リサーチしておいた「庄司屋」だ。

 天ざる。少しあっさりしたそばつゆでいただく。おいしかった。この季節、冷たいそば茶もなかなかいい。
 暑いけど、水の横を歩くと、ほっとしますね。

 さてきょうは福島でのライブ、山形から福島の移動で言うとちょっと寄り道になるのですが、宮城県に戻って石巻港、女川あたりを、この目で実際に見てきます。
 石巻港インターで降りて海岸方面へ少し走るとおそらく浸水で1階部分が壊れたと思われる建物がまず見えてくる。そしてさらに港に近づくにつれ、津波の勢いで壊された家や工場、そしてがれき。

 石巻港周辺、ほとんど復旧は手つかずだった。港全体、街全体が、なにもないゼロの土地、いやそれよりもさらにやっかいな土地で、何から手をつけたらいいのかわからない状態だと察した。そして女川に向かう。
 女川街道に入り20分ほど走っただろうか、海が見えるや否やのその時、すべてが津波に飲み込まれたのかと思われるこんな光景が突然飛び込んできた。かろうじて外観だけ残っている鉄筋の建物群のあたりが、ちょうど女川港にあたる。↓
 いま来た道を山側に振り返ってみる。ずいぶん高いところまで津波がやってきたようだ。↓

 海のそばまで車を進めた。海抜0メートルと思われる。普段は堤防で遮られてファミリーマートなどが立っていた場所のようだが、いまは海抜通りに海水が入ってきている。

 車を止めて少し歩いてみた。津波の跡がきっちり残っている。約20mの高さだったと言われている。↓


 おそらく、女川駅のホーム。がれきが取り除かれていて、おそらく復帰に向けて整地されたのだろう。そうだ、そう言うところから手をつけるのがいいのかな。


 女川駅は海側に向かって終点の駅。山側を見ると、やはりきれいになっていた。震災から3ヶ月ちょっとだが、少しずつ動いている。

 さらにその先のトンネルまで、線路が敷けるルートが確保されつつあった。

 少し高台にある小学校付近から。

 そろそろ戻ろう。女川に残された唯一の物は道だった。道があれば人や物資が動き、そこから何かが始められるのかも知れない。世間や政治が考える復興と、現地の人たちの思いがかけ離れてしまわないよう願うばかりだ。

 そして本業に戻りツアー最終公演、福島MINGUSへ。ライブはイベント会場BIG APPLEで行われた。

 こちらもたくさんのジャズファンの方に来ていただき、ありがとうございました。メンバー、ミンガスのマスターそして、手伝ってくれたスタッフの方々、どうもありがとうございました。